SKハイニックス 米にAIメモリー工場建設へ=約5800億円投資

【ソウル、ワシントン聯合ニュース】韓国半導体大手のSKハイニックスは4日、米インディアナ州に人工知能(AI)のデータ処理を高速化するメモリーチップ「HBM(広帯域メモリー)」の生産工場を建設すると発表した。総事業費は38億7000万ドル(約5800億円)。

 3日(現地時間)にインディアナ州や米政府の関係者らと投資契約を結んだ。

 同工場では2028年下半期からの量産を目指す。SKハイニックスは「世界のAI半導体供給網の活性化の先頭に立つ」と強調した。

 SKハイニックスはHBM市場でトップのシェアを占めている。AI市場の拡大により、HBMなど超高性能メモリーの需要が急増するなか、米国への投資を検討してきた。バイデン米政権は2022年、米国内で半導体生産を拡大する企業に390億ドルなど5年間で計527億ドルを支援する法律を成立させた。当局に補助金申請書を提出したという。

 米ブルームバーグ通信は170億ドルを投じて米テキサス州に新工場を建設しているサムスン電子の場合、60億ドル以上の補助金を受け取ると報じた。

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