MLB:沈黙していた大谷のバットから…ついに「初ホームラン」

個人最長 開幕から9試合でシーズン初本塁打

「水原氏の違法賭博問題」の影響受けたか

MLB:沈黙していた大谷のバットから…ついに「初ホームラン」

 大谷翔平(29)=ロサンゼルス・ドジャース=に待ちに待った一発が出た。大谷は4日に行われた2024米大リーグ(MLB)公式戦の対サンフランシスコ・ジャイアンツ戦に2番・指名打者(DH)で出場し、4打数2安打(1打点2得点)と活躍した。そして、最後の打席で待望のソロ本塁打を放った。大谷はチームが4-3とリードしていた7回裏、二死・走者なしという場面で、相手チーム3人目の投手テイラー・ロジャースが投げた外角高めのシンカー(球速150キロメートル)を引っ張った。3ボール1ストライクから積極的に打ちにいったのだ。打球は時速170キロメートルで131メートル飛び、ホームのドジャースタジアムの右中間スタンドに入った。大谷は2018年の大リーグデビュー以降で最も遅い開幕9試合目(41打席目)でシーズン1号ホームランを打った。8試合目で初本塁打が出た2022年よりさらに1試合遅いものだ。ドジャースは5-4で勝って4連勝をマークし、ナショナルリーグ西地区で首位(7勝2敗)の座を守った。チームは大谷の本塁打により開幕9試合で連続5点以上を挙げ、1887年に立てた球団記録タイとなった。

【写真】ソウル・シリーズで最初に売り切れた大谷翔平選手のユニフォーム

 ロサンゼルス・エンゼルスで6年間プレーし、昨冬のフリーエージェント(FA)市場でドジャースに移籍した大谷は、オープン戦で2本塁打を放った。そして先月ソウルで行われたサンディエゴ・パドレスとの公式開幕2連戦でも10打数3安打(2打点)と、その名にふさわしい活躍をした。ところが、自身の専属通訳であり、側近だった水原一平氏の違法賭博問題が発覚して以降は動揺している様子を見せていた。大谷は公式戦開幕後、本塁打はなく5安打にとどまっていた。昨年44本塁打を放ったバッターとは思えない姿だった。大谷は4日、3打席目までで内野安打1本を打ち、4打席目でついに「ホームランへの渇望」を解消した。シーズン打率は2割4分2厘から2割7分(37打数10安打)にアップした。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

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