韓国 きょうのニュース(4月8日)

◇医大生の休学続く 留年防止へ非対面講義も

 大学医学部の入学定員増に反発する医療界と政府の対立が長期化する中、研修医が一斉に職場を離脱した大学病院を中心に50日近く混乱が続いている。研修医の集団行動に同調して大学に休学届を出した医学部生も学校に戻っておらず、大学側は学生の大量留年を防ぐために非対面で講義を行うなどの対策に乗り出した。このような状況で、病院を離れることもできず診療に追われる医師たちの疲労は日増しに大きくなっている。

◇公務員の育児時短勤務 対象・期間拡大へ

 人事革新処は、公務員の時短勤務の対象を拡大する内容を盛り込んだ国家公務員服務規程(大統領令)改正案を告示すると発表した。改正案によると、育児中の公務員の勤務時間を1日最大2時間短縮する制度について、子どもの対象年齢が現行の5歳以下から8歳以下(または小学校2年生以下)に拡大される。制度の利用可能期間も現在の24カ月から36カ月に延長される。人事革新処は、小学校低学年の子どもの育児も乳幼児期に劣らず手がかかるという現場の声を反映したと説明した。

◇韓国軍偵察衛星2号機の打ち上げ成功 軌道投入後に地上と交信

 韓国軍の軍事偵察衛星2号機が8日午前(現地時間7日午後)、米フロリダ州から米スペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられ、軌道に投入された後、地上局との交信に成功した。これにより偵察衛星2号機の打ち上げ成功が確認された。偵察衛星2号機は高性能の合成開口レーダー(SAR)を搭載し、昼夜を問わず全天候で撮影できる。数カ月間の運用試験評価を経た上で北朝鮮の監視・偵察任務に就く予定だ。

◇雇用保険の加入者数増加幅 3年1カ月ぶり低水準

 雇用労働部によると、3月末時点の雇用保険常時加入者は1528万1000人で、前年同月比27万2000人(1.8%)増加した。雇用保険の加入者数は前年比で増加が続いているが、増加幅は縮小傾向を示している。先月の増加幅は、2021年2月(19万2000人)以来3年1カ月ぶりの低水準にとどまった。20代と40代の加入者が減少していることが、全体の増加幅を押し下げていると分析される。

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