犯罪者・暴言キャラ・不正融資疑惑の候補たちをこぞって当選させた韓国総選挙【4月11日付社説】

 10日に投開票が行われた韓国国会議員選挙で、最大野党・共に民主党の金俊ヒョク(キム・ジュンヒョク)候補=京畿道水原市丁選挙区=が当選した。金俊ヒョク氏は「梨花女子大生は米将校に性上納させられた」「朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領は従軍慰安婦と性関係を持った」「(儒学者)の退渓・李滉(イ・ファン)は性関係方面の至尊だ」などの浅薄な言葉と妄言で物議を醸したのにもかかわらず、当選した。韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件で犠牲になった兵士46人の遺族が「妄言5敵」と名指しした共に民主党候補もほとんどが当選した。「天安撃沈と書くマスコミはすべて偽物」と言った盧宗勉(ノ・ジョンミョン)候補、天安の元艦長に向かって「どのツラ下げて話しているんだ。部下を皆殺しにしておいて」と言った権七勝(クォン・チルスン)候補など、「5敵」のうち4人が当選した。与党・国民の力では演説時に「文在寅(ムン・ジェイン=前大統領)、殺さなければならない」と言って批判を浴びた尹永碩(ユン・ヨンソク)候補が慶尚南道梁山市甲選挙区で勝利した。

 京畿道安山市甲選挙区から出馬した共に民主党所属の梁文錫(ヤン・ムンソク)候補は、住宅担保融資が禁止されていた2020年、ソウル市瑞草区のマンションを買うため、大学生だった娘を事業者だと称し、セマウル金庫から11億ウォン(約1億2300万円)の融資を受けた。また、資産申告時はこのマンションを低価格で申告し、選挙管理委員会から告発された。 これらの件が問題になると、「融資してもらったお金は家を売って返す」と言っていたが、不動産仲介業者に出した価格は過去最高の実取引価格より3億ウォン以上高かった。このようなことをしていながらも当選した。

 韓国の進歩(革新)系新党、祖国革新党は比例代表当選者12人のうち、少なくとも5人が前科者あるいは容疑者・被告人だ。子の入試不正などにより一審・二審で懲役2年の実刑判決を受けた曺国(チョ・グク)代表、青瓦台(韓国大統領府)による蔚山市長選挙介入事件で、一審で懲役3年の判決を受けた黄雲夏(ファン・ウンハ)院内代表がその代表的な例だ。比例1位の朴恩貞(パク・ウンジョン)元部長検事は、元検事長の夫がマルチ商法詐欺事件の容疑者を弁護し、高額な受任料を受け取っていたことが明らかになり、批判を浴びた。韓米同盟を非難した金峻亨(キム・ジュンヒョン)氏は妻と3人の子が米国国籍者であることが確認された。当選はしなかったものの、党大会で現金入り封筒を党員に配った容疑で逮捕された宋永吉(ソン・ヨンギル)元共に民主党代表は、拘置中ながらも17%の票を獲得した。

 これまでなら騒動になった直後に辞めるのが当然だった人々のほとんどが選挙で勝った。支持者らは「耐えろ」と言って応援したという。彼らは尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の妻・金建希(キム・ゴンヒ)夫人と公平性について話すという。だからと言って、このような人々が正当性を持っているわけではない。有権者の選択は尊重されなければならないが、本当にこれでもいいのかという疑念を抱かざるを得ない。

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  • ▲共に民主党公認で韓国国会議員選挙に当選した金俊ヒョク(キム・ジュンヒョク)氏=写真左=と梁文錫(ヤン・ムンソク)氏=同右=。写真=news 1

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