海外の約20団体が訪朝 金日成氏生誕記念行事出席へ=コロナ後初

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日(4月15日)を前に、海外から約20の親北朝鮮団体が訪朝したと報じた。

 同通信は、金日成主席の生誕112年を記念して開催される「主体思想国際討論会」に参加する各国の主体思想研究組織の代表団が前日に空路で平壌入りしたと伝えた。

 代表団の国籍はモンゴル、タイ、ネパール、ドイツ、スイス、ブルガリア、チェコ、コンゴ民主共和国、メキシコ、ブラジル、英国など幅広い。新型コロナウイルス感染症の世界的流行(パンデミック)以降、北朝鮮がこれほど多様な国籍の外国人を同時に入国させたのは初めてだ。

 北朝鮮は新型コロナの流入を防ぐために封鎖していた国境を昨年開放したが、外国人の訪朝はロシアと中国の政府代表団やロシア人観光客などに限って認められていた。

 一方、同通信は金日成主席の生誕112年を記念し、11日に「春の親善芸術祝典」がオンラインで開催されたと報じた。祝典にはロシア、中国、ベトナム、モンゴルなど数十カ国の芸術団や舞踊団が参加。今年2月に韓国と外交関係を樹立したキューバも含まれた。

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