パリ五輪まで100日 韓国は金メダル6個前後を期待

【ソウル聯合ニュース】100年ぶりにフランスの首都パリで開催される夏季五輪の開幕が約100日後に迫った。韓国は近年の夏季五輪で金メダル10個以上・メダル獲得数順位10位以内を目標に掲げてきたが、今年のパリ大会での金メダル獲得は5~6個にとどまるとの見方もある。

 4年に1度のスポーツの祭典は、パリで7月26日から8月11日まで17日間開催される。一部の競技は開会式の2日前に始まる。

 パリでの夏季五輪は1900年と24年に続き3回目。前回日本での東京大会は新型コロナウイルスの影響で1年延期され、2021年に原則無観客で行われたが、パリ大会は8年ぶりに観客の声援が戻る。

 大会マスコットの「フリージュ」は、フランス革命時に市民がかぶっていた帽子をモチーフとし、「自由」を象徴する。大会スローガンは「広く開かれた大会」で、パリ全体を舞台として開放し、ジェンダー平等にも取り組む。1万人を超える参加選手の男女比は半々となる見込みだ。

 パリ大会は前大会から野球・ソフトボールと空手が外れ、ブレイキンが加わり、32競技329種目が実施される。

 韓国は東京大会で6個の金メダルを獲得した。パリ大会も得意のアーチェリーとフェンシングで5~6個の獲得が予想される。バドミントン、射撃、テコンドー、競泳でも金メダルを狙うが、確実ではない。

 東京大会に参加しなかった北朝鮮は、16年のブラジル・リオデジャネイロ大会以来8年ぶりの夏季五輪参加となる可能性が高い。リオ大会では重量挙げと体操でそれぞれ金メダル1個を獲得した。

 ウクライナ侵攻を続けるロシアとその同盟国ベラルーシの選手は国歌や国旗を使用できず、個人の中立選手として出場が認められる。

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