韓国 けさのニュース(4月16日)

◇セウォル号沈没事故から10年 与野党執行部が追悼行事に出席へ

 与党「国民の力」の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表兼党代表権限代行と最大野党「共に民主党」の洪翼杓(ホン・イクピョ)院内代表は16日、2014年4月16日に発生した旅客船セウォル号の沈没事故から10年を迎えてソウル近郊の安山市で開かれる犠牲者の追悼行事に出席する。行事には「緑の正義党」の張恵英(チャン・ヘヨン)院内代表職務代行、「新しい未来」の金鍾民(キム・ジョンミン)共同代表、「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表、「祖国革新党」の曺国(チョ・グク)代表らも出席する予定だ。

◇先月のパイナップル・マンゴー輸入が過去最大 リンゴ・ナシの需要分散で

 関税庁の貿易統計によると、先月のパイナップルの輸入量は前年同月比44.7%増の8686トンで過去最大を記録した。輸入額も同55.3%増の867万8000ドル(約13億3800万円)で過去最高だった。また、先月のマンゴー輸入量は前年同月比114.0%増の6264トン、輸入額は110.5%増の2474万2000ドルで、いずれも過去最高となった。果物の輸入が増加したのは、価格が高騰しているリンゴとナシの需要を分散させるためだ。政府は価格負担が大きいリンゴやナシに代わり、バナナなどの輸入果物を3~4月に集中的に供給。輸入規模の拡大に伴い、価格は下落傾向を示している。

◇「韓国型ホワイトゾーン」対象事業地選定へ 規制緩和で開発活性化

 土地の用途制限をなくし、容積率と建ぺい率も地方自治体が自由に決められる「韓国型ホワイトゾーン」の事業地が6月に選定される。国土交通部は、全国の広域自治体(17市・道)を対象に事業候補地公募のための説明会を開くと発表した。政府はホワイトゾーンの導入により、鉄道整備廠(しょう)地など都心の遊休地にオフィス、ホテル、住居、公園など多様な施設を建設する開発事業が活性化すると見込んでいる。

◇北朝鮮は「遺伝子操作による生物兵器の製造能力保有」 米政府報告書

 米国務省は15日(現地時間)に公表した報告書で、「北朝鮮が北朝鮮国家科学院などで報告された『遺伝子はさみ』(CRISPR)の技術を活用し、生物学的製品を遺伝的に操作する能力を有している」と指摘した。これは、遺伝子操作によって生物兵器を製造する能力もしくは潜在力が北朝鮮に存在するという米国の評価を反映したものと分析される。昨年の報告書では「北朝鮮が生物学製品の遺伝的操作に関して少なくとも制限的な能力を持っている」としていたが、今年はさらに断定的な評価を盛り込んだ。

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