国連 ユニセフの対北朝鮮支援計画を承認=ワクチン保管設備の搬入可能に

【ソウル聯合ニュース】国連が国連児童基金(ユニセフ)の北朝鮮支援計画を承認したことが、17日分かった。

 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会によると、ユニセフはワクチンを低温のまま保管する設備であるコールドチェーンの北朝鮮への搬入に対する制裁免除を先月委員会に要請し、安保理決議により承認された。

 コールドチェーンは対北朝鮮制裁対象に該当し、人道支援のために北朝鮮に搬入するには制裁免除の承認が必要だ。

 米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、設備の搬入により、北朝鮮の子どもと女性に対する効果的なワクチン接種のためのワクチン保管システムが強化されるとユニセフは説明している。

 コールドチェーンが実際に北朝鮮に搬入されるかどうかは、北朝鮮の受け入れ是非にかかっている。新型コロナウイルス感染症の世界的流行(パンデミック)で国境を全面封鎖した北朝鮮は、昨年国境を開放したが、一部の社会主義国とのみ交流しており、ユニセフの支援を受け入れるかどうかは不透明だ。

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