【ソウル聯合ニュース】韓国の元法務部長官で野党「祖国革新党」代表の曺国（チョ・グク）氏は２２日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領に対し、金建希（キム・ゴンヒ）夫人が輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作事件に関与した疑惑などを捜査する特別検察官の任命など１０項目を求めた。
曺氏が率いる祖国革新党は今年３月に結成されたが、今月１０日に実施された総選挙で１２議席を得て、第３党に躍進した。
曺氏はフェイスブックで、「尹大統領が総選挙で確認された民意を受け実践しなければならない１０項目」として、尹大統領が拒否権を行使した金氏の疑惑を捜査する特別検察官の任命のほか、ソウルの梨泰院で１５９人が死亡した雑踏事故の真相究明や被害者支援などのための特別法などが再提出されれば受け入れるよう要求。野党関係者を狙う捜査や批判的なメディア抑圧の中止などを求めた。また、飲酒の自粛、大統領室内の右翼的な人物や金氏側近の排除、極右ユーチューバーの放送視聴禁止なども促した。