「家政婦 月給50万円」 韓国高級タワマンの求人広告にネット民の反応さまざま

「家政婦 月給50万円」 韓国高級タワマンの求人広告にネット民の反応さまざま

 ソウル市江南区道谷洞にある高級高層マンション「タワーパレス」の住み込み家政婦を募集する求人広告がインターネットで話題を集めている。給与に対するネットの意見もさまざまだ。

【グラフィック】韓国会社員の55%は月給300万ウォン未満

 中古品取引アプリ「タングンマーケット」には18日「道谷タワーパレス住み込み家政婦」という求人情報が投稿された。内容は、月曜から金曜まで午前9時-午後6時勤務の場合は月給380万-400万ウォン(約43万-45万2000円)、土曜を含め週6日勤務の場合は月給450万ウォン(約50万9000円)となる。

 投稿者は「道谷タワーパレスで住み込み可能な方を探しています」「3歳の子と生後40日の赤ちゃんがいるのですが、上の子は母親が世話をするので、主に赤ちゃんを中心に見ていただける方を募集します」と書いている。さらに「乳児のお世話をした経験がある方を優遇し、家族のように過ごせる方に応募していただきたいと思っています」と続いている。

 この投稿はネット上で広く拡散されて話題になり、論争も起きた。「思いのほか月給が安い」という意見と「待遇がいい」という正反対の意見が真っ向から対立している。

 一部ネットユーザーは「赤ちゃんのお世話は本当に大変なのに、ひどすぎる。お金の問題ではなく、大変でも親が世話すべきだと思う」「自分の子でも苦労するのに、他人の子のお世話が簡単なわけがない」「その程度の月給では高いとはいえない。勤務時間を守るのも難しいのでは?」など、月給のわりに仕事の内容がハードだという反応を見せた。

 反対に、「年収5000万ウォンなら悪くないと思うし、私もやりたい」「中小企業の課長より月給が高い」「給料も条件も悪くないと思う。一般的に、赤ちゃんは夜に寝ないのが問題なのだから、昼間は食事とおむつ交換だけしっかりやっていれば特に問題はない」などと肯定的な意見もあった。

 一方、韓国雇用労働部(省に相当)は最近、フィリピンとの間で家事労働者受け入れの試験事業に関する協議がまとまったとして、今月中にフィリピンで100人の家事手伝いを募集する予定だと明らかにした。これに伴い、フィリピン人家事労働者100人が今年7月に韓国に入国し、早ければ8月中にもソウル地域に配置されるとみられる。雇用労働部は、6カ月間の試験期間を経て政策運営の方向をあらためて調整する計画だ。フィリピンから入国する100人のほか、韓国に居住している外国人の家事労働職への就業許可も検討中だ。

チョン・アイム記者

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