韓国 きょうのニュース(4月25日)

◇医療改革特別委が初会議 医学部定員増「議論の計画ない」

 政府が掲げる医療改革の争点を扱う大統領直属の医療改革特別委員会が25日、第1回会議を開いた。会議後に会見した盧然弘(ノ・ヨンホン)委員長(韓国バイオ製薬協会会長)は、政府が打ち出した大学医学部の定員増員を具体的に議論する計画はないと明らかにした。医学部の定員増を巡っては医師が反発して診療をボイコットするなど医療現場の混乱が長期化しているが、盧氏は「特別委は医療システムと制度改革をもう少し大きな枠組みで議論する機構」として「医療人材の需要と供給の調整メカニズムについて意見交換する可能性はあるが、具体的な医学部定員について話し合う機構ではない」と説明した。

◇韓国の自殺率 減少もOECD加盟国ワーストレベル

 統計庁が発刊した「韓国の安全報告書2023」によると、2022年の自殺率は人口10万人当たり25.2人で、前年比3.2%減少した。20年の自殺率は経済協力開発機構(OECD)平均(10.7人)の2倍以上となる24.1人で、加盟国のうち唯一20人を上回った。一方、22年の性暴力犯罪の発生件数は4万1433件で、前年比25.9%増加した。ほかに、満19歳以上の3.3%が1年以内に飲酒運転の経験があることが分かった。

◇汚染水放出停止 日本政府から「連絡受けた」 

 政府は、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出が24日に発生した停電で停止したことに関連し、外交・規制機関間のホットラインを通じて日本政府から連絡を受けたと発表した。原子力安全委員会の金成圭(キム・ソンギュ)放射線防災局長は会見で、政府と構築した情報メカニズムにより国際原子力機関(IAEA)からも放出停止に関する情報が共有されたとして、放出設備に異常はないとするIAEA側の点検結果も伝えられたと説明した。

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