仮想通貨投機疑惑で離党した元共に民主・金南局議員、衛星政党を経由して復党

 巨額の仮想通貨保有問題で野党・共に民主党を離党していた金南局(キム・ナムグク)議員が比例代表衛星政党の共に民主連合を経て共に民主党に復党した。共に民主連合の尹永徳(ユン・ヨンドク)共同代表は25日、第1次倫理委員会兼最高委員会終了後「金南局議員は本人が離党しない限り、合併の過程で当然共に民主党と再び歩みを共にする」「現時点で違った意志(離党)はないと聞いている」と述べた。

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 金南局議員は昨年、60億ウォン(現在のレートで約6億8000万円)以上の仮想通貨を保有していたが、「仮想資産取引実名制」が施行される直前に全額引き出し、国会の委任委員会中に取引を行ったとして問題となった。金南局議員は昨年5月に共に民主党を離党し、9カ月間無所属として活動していたが、今回の総選挙3週間前の先月、共に民主連合に加わった。両党が来月初めに合併すれば、金南局議員も再び共に民主党所属となる。

 共に民主連合は25日、進歩党推薦で比例名簿に上がっていた鄭恵敬(チョン·ヘギョン)当選者とチョン·ジョンドク当選者、そして新進歩連合推薦の竜慧仁(ヨン・ヘイン)当選者と韓昌旼(ハン・チャンミン)当選者を除名した。比例代表議員が離党した場合は議員資格を失うため、除名を通じて議員資格を維持し、本来の所属政党に復帰させたのだ。表向きの除名理由は「党の方針への違反(共に民主党との合併反対)」だが、議員資格を失わないよう、離党ではなく除名の手続きが取られた。

 ただし市民社会の推薦で当選した徐美和(ソ·ミファ)当選者とキム・ユン当選者は共に民主連合に残ることにした。二人は来月の合併を経て共に民主党比例代表議員として活動する。二人は「政治活動を効果的に行うため共に民主連合に残る」とコメントした。この結果、共に民主党は第22代国会で選挙区161議席、比例代表10議席の合計171議席を確保することになる。

イ・ソヨン記者

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  • ▲共に民主党を離党した当時の金南局(キム・ナムグク)議員

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