韓国 きょうのニュース(4月26日)

◇尹大統領と最大野党代表 29日に初会談

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が29日午後2時、大統領室庁舎で初めての会談を行う。大統領室の洪哲鎬(ホン・チョルホ)政務首席秘書官が26日、会談の日時や議題などを巡り共に民主党側と行った3回目の実協議終了後に明らかにした。尹大統領は19日に李氏に電話をかけ、会談を提案していた。会談は昼食会ではなく、お茶を飲みながら会話する形式に決まり、特定の議題を設けず自由に意見交換する形になる見通しだ。

◇ソウル・大型5病院の教授協議会 週1回休診を決定

 ソウル大病院、セブランス病院、ソウル峨山病院、サムスンソウル病院に続き、ソウル聖母病院の教授も週1回休診する方針を固めたことが26日、医療界関係者の話で分かった。「ビッグ5」と呼ばれるソウルの大型病院5カ所全てで、教授でつくる協議会の非常対策委員会が週1日の外来診療休み・手術なしに踏み切ることを決めた。ただし救急、重症、入院患者の診療は維持し、非常対策委の決定に賛同するかどうかは教授個人の選択に委ねる。大学医学部の入学定員を増やすという政府の方針に反発した研修医が医療現場を離脱し、病院に残る教授らは長時間勤務を余儀なくされている。

◇独島を「領土紛争中」と記述の軍教材 事前に問題指摘あったが発刊

 韓国軍の将兵向け教材で独島を領土紛争地域と記述した問題で、教材が発刊される前に内部で同記述に問題があるとの指摘が出たものの受け入れられなかったことが明らかになった。国防部が26日、監査の結果を発表した。担当局長ら4人に警告や注意の処分を科したという。

◇尹大統領支持率24% 就任後最低から1ポイント上昇

 世論調査会社の韓国ギャラップは26日、全国の18歳以上の1001人を対象に23~25日に実施した調査の結果、尹錫悦大統領の支持率は就任後最低を記録した前週より1ポイント上昇した24%となったと発表した。不支持率は3ポイント下落した65%だった。尹大統領の支持率は総選挙前に実施された調査(3月26~28日)で34%となっていたが、前週の調査では23%に急落し、就任後最低を更新していた。韓国ギャラップは「今週の数値の変化は意味を与えにくい誤差の範囲内」として、事実上前週と変わらないと分析した。

◇百日ぜき患者が急増 過去10年で最多

 今年に入り子どもを中心に百日ぜきの患者が急増し、保健当局がワクチン接種を急ぐよう呼び掛けている。疾病管理庁は26日、24日時点の百日ぜき患者は365人で前年同期の11人に比べ33.2倍増加し、過去10年間で最も多かったと発表した。新型コロナウイルス流行前に百日ぜき患者数が最多を記録した2018年の同じ期間(152人)と比べても今年の患者がはるかに多い。

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