韓国 けさのニュース(4月29日)

◇尹大統領と最大野党代表 きょう初会談

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が29日、大統領室庁舎で初めての会談を行い、政局の懸案について話し合う。両氏の会談は2022年5月の尹大統領の就任以来初めてで、与野党の協力に向けて突破口が開かれるか注目される。午後2時から行われる会談は特定の議題を設けず、お茶を飲みながら自由に意見交換する形となる。1時間程度を予定しているが、時間制限は設けない方針だ。

◇医師協会 医学部定員増阻止へ「死ぬ覚悟」

 政府による大学医学部の定員増員規模の確定を前に、医師協会の次期会長が「死ぬ覚悟」で対抗すると明らかにし、激しい反対闘争に乗り出すことを示唆した。5月1日付で大韓医師協会の会長に就任する林賢澤(イム・ヒョンテク)氏は28日の定期代議員総会で「最前線で死闘する戦闘兵のような心情で対応する」として「医療を窮地に追い込む政策に対し、死ぬ覚悟で阻止する」と表明。政府が医学部定員増員と必須医療分野の支援政策パッケージを白紙撤回しない限り、「いかなる交渉にも応じない」と強調した。

◇副業する人が急増 良質の仕事不足で

 副業をする人の数が急増している。その数は60歳以上が最も多いが、増加率は若者と40代で大きいことが29日、統計庁の経済活動人口調査データで分かった。1~3月期に副業をした就業者は月平均55万2000人で、前年同期比22.4%増加した。同期の若年層(15~29歳)の副業者は前年比30.9%増加し、増加幅が最も大きかった。40代は27.7%増え、60代以上(25.1%)、30代(14.9%)、50代(14.7%)などと続いた。政府は副業を持つ人の増加について、フードデリバリーの配達員など、インターネット上のプラットフォームを通じて仕事を請け負うギグワークとの関連を指摘する。

◇全国で曇りや雨 最高気温14~27度

 29日は全国的に曇りや雨の天気となりそうだ。明け方から全羅南道と慶尚南道西部、済州島で降りだした雨は午前中に忠清道とその他の南部地方に広がる。ただ夜の間にほぼやむ見通しだ。京畿道南部と江原道南部では午前から午後にかけて一時雨が降り、ソウルと仁川では午後に0.1ミリ未満の雨がぱらつくところがある。最高気温は14~27度の予報となっている。

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