プーチン大統領就任式に駐ロ韓国大使が出席 欧米諸国の多くは欠席

【モスクワ聯合ニュース】ロシアのプーチン大統領の通算5期目となる就任式が7日、大統領府があるモスクワのクレムリンで行われ、韓国からは李度勲(イ・ドフン)駐ロシア大使が出席した。

 在ロシア韓国大使館は李大使の就任式への出席を熟考の末に決めたという。前日の6日には出席を「検討中」としていた。

 ロシア大統領府は前日、就任式は国内行事であるとし、他国の首脳は招待せず各国の駐ロシア大使らを招いたと説明した。

 ロシアは2022年2月にウクライナに侵攻してから、西側諸国の対ロシア制裁に参加する国を非友好国に指定した。韓国も22年3月に米国、英国、オーストラリア、日本、欧州連合(EU)加盟国などと共に非友好国に分類された。

 韓国が李大使を就任式に派遣したのは、非友好国の指定に韓米日と北朝鮮・ロシア・中国の「新冷戦」の構図が相まって、ロシアとの関係に緊張が高まった中でも関係回復の可能性を残していることとも無関係ではなさそうだ。駐韓ロシア大使に就任し、今年1月に韓国入りしたジノビエフ氏は韓国について、「非友好国の中で最も友好的な国の一つ」と評価した。

 一方、欧米諸国の多くはプーチン大統領の就任式への欠席を表明した。

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