韓国 けさのニュース(5月10日)

◇医学部教授がきょう再び休診 現場に大きな混乱ない見込み

 政府が大学医学部の入学定員増を推進することに反発している医学部の教授たちが、10日を休診とする。全国の大学医学部教授でつくる協議会の非常対策委員会が定めた週1回の休診方針に基づくもので、先月30日と今月3日に続き3回目。前の2回と同じく、医療現場に大きな混乱はないと予想される。休診は義務ではなく、教授個人が賛同するかどうかを決める。休診しても救急、重症、入院患者に対する診療と手術は維持される。

◇HYBEと対立のADOR きょう取締役会開催

 人気ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)が所属するレーベルADOR(アドア)の経営権などを巡り、親会社のHYBE(ハイブ)との対立が続くADORが10日、取締役会を開き、臨時株主総会の招集について議決する。業界関係者が明らかにした。取締役会で今月末の臨時株式総会の招集が決まれば、HYBEの当初の想定よりも1~2週間程度、前倒しでの開催となる。ADORのミン・ヒジン代表側が臨時株主総会の開催を前倒しするのは、NewJeansの新曲が発売される24日に合わせて臨時株主総会が開かれれば、「NewJeansの母」と呼ばれるミン氏に同情が集まりやすいとの狙いがあるとみられる。

◇半導体ウエハー技術を中国に流出 産業スパイに実刑

 韓国最大の半導体ウエハーメーカーが開発した中核技術を中国の競合企業に流出させ、利益を得た産業スパイに懲役刑が言い渡された。法曹界などによると、大邱地方裁判所は不正競争防止および営業秘密保護に関する法律違反などの罪に問われた4人にそれぞれ懲役1年~2年6カ月を言い渡した。被告らは2015年8月から18年3月にかけて韓国企業の半導体ウエハー製造技術に関する資料を中国・上海の企業に流出させたとして起訴された。

◇韓米日の北朝鮮担当高官が会談 ロ朝軍事協力への対応確認

 韓米日3カ国の北朝鮮担当高官が9日、東京で会談し、北朝鮮とロシアの軍事協力などへの対応について議論した。米国務省によると、3氏は北朝鮮の違法な大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発、ロ朝の軍事協力などへの対応を強調。朝鮮半島の平和と安定を維持し、北朝鮮との対話再開に向け緊密に協力することで一致した。また、亡命を申請した北朝鮮住民の保護を含む人権問題や拉致問題などへの対応について連携を確認した。

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