腹痛で病院に行ったら…お腹から20センチの金属製スプーンが出てきたロシア人少女

 腹痛のため病院を訪れたロシアの少女のお腹から20センチの金属製スプーンが出てきて話題を呼んでいる。

 英国メディア「デイリー・ミラー」が10日(現地時間)報じたところによると、この少女は腹痛の症状が続いたため、7日にロシア・ヴォログダ州にある病院を訪れたという。

 医師たちは腹痛の原因を探るため、X線検査を実施した。検査の結果、少女のお腹に長さ約20センチの金属製の物体があることが分かった。

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 追加で内視鏡検査を実施した医師たちは、該当の物体の正体がスプーンであることを発見した。少女は昼食中にスプーンを飲み込んだとのことだが、具体的な経緯は分かっていない。当時、検査を担当した医師たちは「少女は直ちに胃の内視鏡検査を受けた」とした上で「内視鏡検査が、原因を診断するのに役立った」と説明した。

 医師たちは直ちに特殊な装備を使用してスプーンを取り出した。幸い、スプーンが深く刺さっていなかったため、手術をせずに除去することができた。医師たちは「内視鏡専門医が直接治療を行った」とした上で「特殊な道具でスプーンをつかんだ後、食道の外に出した」と説明した。

 少女は治療後、これと言って異常が見られず、追加の手術や入院なしに、すぐに退院することができた。医師たちは「健康に留意し、気を付けてものを扱ってほしい」と話している。

 なお、金属製の異物を飲み込む事故は、腸内でさまざまな問題を引き起こす恐れがあるので、注意しなければならない。金属製スプーンのように、長く硬い物体が腸内に刺さると、腸穿孔を誘発するリスクもある。特に、幼い子どもの場合、怒られるのが怖くて異物を飲み込んだことを言わなかったり、症状を隠す可能性があるため、保護者が状態を詳しく調べる必要がある。原因が分からない腹痛、腹部膨満、便秘などの症状が持続・悪化したときには、病院に行くのがよい。

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チョン・ジョンボ記者
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