ソウル都心でポルシェ・ベンツ・BMWが時速200キロの危険レース…26人検挙

 深夜にソウル市内の路上で外国製の車などに乗り、最高速度時速200キロで危険な運転を繰り返した複数のドライバーが警察に検挙された。ソウル蘆原警察署は24日、道路交通法違反(共同危険行為の禁止)などの容疑でポルシェ車を運転していたパク容疑者(21)ら26人を検挙した。「東部幹線道路で外国製の車がレースをしている」との通報を受けた警察は、車の移動経路に設置されている200台以上の監視カメラ映像を分析し、被疑者を特定した。

【動画】時速200キロの「危険な暴走」を続ける高級外車の集団

 検挙された被疑者らは先月も議政府や汝矣島漢江公園、江辺北路などで最高速度時速200キロのスピード違反や急な車線変更などを繰り返した疑いがある。

 警察によると、被疑者の多くは20代前半の男性で、ポルシェ、ベンツ、BMWなどの高級外車に乗りながら「狂乱の疾走」を繰り返していた。主にSNSを通じて互いに知り合ったという被疑者らは、自動車関連学科の大学生、浪人生、中古車ディーラーなど身分はさまざまだった。

 警察が確保した監視カメラ映像には被疑者らが東部幹線道路の片道3車線のトンネルを通過し、集団でスピード違反を続け、車線を無視した急な進路変更など非常に危険な運転を繰り返す様子が映っていた。被疑者らはスリルを味わうためあえて一般の車が通行する路上で時速150-200キロのスピードを出していたという。

 被疑者の中でもBMW車を運転していたユン容疑者(24)はスピード違反の取り締まりや有料駐車場の料金支払いから逃れるため、車のナンバープレートに反射フィルムを貼り付けた容疑(自動車管理法違反)も追加で適用された。

 警察の関係者は「都心の道路で高級外車などによる暴走行為を見たとの通報が増えており、引き続き取り締まりや追跡捜査を強化し暴走行為の根絶に向け努力していきたい」とコメントした。

パク・ソンミン記者

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  • ▲写真=蘆原警察署提供

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