「クッションがない所に座っただけ」「人種差別は誤解」 D&Gショーに出席した韓国男性アイドルが心情吐露

 韓国男性アイドルグループATEEZ(エイティーズ)のメンバー、サン(24)=本名チェ・サン=がイタリアのラグジュアリー・ブランド「ドルチェ&ガッバーナ(D&G)」のショーに出席した際に人種差別を受けたという声がインターネット上で広がる中、本人が「人種差別は誤解だ」と口を開いた。

【Photo】「誤解禁止」 D&Gショーに出席したATEEZサン

 サンは7日、ファン向けのライブ配信で、人種差別騒動に言及した。

 サンは「クッションの件は、僕自身がそういう(クッションのない)所に座っただけ」だとして「隣の方も大柄だったし、僕も体格がいい方なので(狭くなったのは)仕方がなかったんです」と話した。さらに「僕が深く座って、彼が前の方に座っている時間もありました。僕は内向的なので、狭い所でくっついて座るのが申し訳なくて、ちょっと浅めに腰掛けていただけ」と説明した。

 サンは「僕にとっては良い経験でした」としながらも「ちょっと悲しかったのは、(人種差別騒動で)誤解が生じているようだから…」と話した。その上で「そのようなことは一切ありませんでした」「僕は、一生忘れられない思い出を胸に帰ってきました」と続けた。さらに「誤解されそうなので言いますが、絶対にそんなことはありませんでした。誤解禁止」と強調した。

 サンは、初日に身にまとっていた独特のデザインの衣装についても「自分で選んだ」と説明した。

 サンは「服については、合わせて10着用意されていました。1着ずつ全部試着してみました。アルタ モーダ(女性向けオートクチュールショー)で着ていた服は、試着した瞬間に関係者たちが『とても素敵だ』と言ってくれたんです。アルタ・サルトリア(男性向けオートクチュールショー)で着た服も同じでした」と試着した時の状況を説明した。

 サンはその衣装を見て「これは着るべきだ」「現代アートという観点から見ると素敵だ」と思ったという。その上で「会社側と相談したときも『挑戦した方がいいと思う』と言ってもらえた」と続けた。

 サンは今月2日と3日にイタリア・サルデーニャのノーラで行われたドルチェ&ガッバーナの「アルタ モーダ」ショーに出席。初日はバロック様式の彫刻をモチーフにしたトップスとワイドフレアのパンツ、そしてパテントレザーのダービーシューズを履いていた。二日目にはフォーマルな白いスーツを着用した。

キム・ガヨン記者

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  • ▲イタリアでD&Gのショーに出席したATEEZのサン。/インターネットのコミュニティーサイト
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