「世界で最もセクシーなアスリート」巡りドイツ陸上内紛、リレーメンバーから外された女子選手が不満吐露

 パリ五輪のドイツ陸上女子代表ルナ・ブルマン(24)が、混合4×400メートルリレーで自身がメンバーから除外されたことについて不満をあらわにし、ブルマンの代わりにレースを走った「ドイツ陸上の女神」ことアリカ・シュミットを暗に批判した。アリカ・シュミットは世界で最もセクシーな陸上選手として知られている。

【写真】「世界で最もセクシーなアスリート」アリカ・シュミット

 今月3日、フランスのスタッド・ド・フランスで行われた陸上の混合4×400メートルリレーの予選で、ドイツ代表は3分15秒63で7位となり予選で敗退した。2020東京五輪(21年開催)で初めて導入された混合4×400メートルリレーは、男子-女子-男子-女子の順に走る。今大会ではオランダが金メダルを獲得し、米国が銀メダル、英国が銅メダルとなった。

 ブルマンは自身のインスタグラムで「400メートルの記録では私が2番目に速いのに、混合リレーに選ばれなかった」と不満をあらわにした。ブルマンに代わって出場したのはアリカ・シュミットだった。ブルマンと交際している男子選手、ジャンパウル・ブレダウはこのリレーに出場した。ブレダウは試合直後、SNS(交流サイト)に「全てがあらかじめ完璧に進められていたわけではなかった。レースに必要なエネルギーが足りなかった」とつづった。こうした内部の不和がチームの成績に影響を及ぼした可能性も指摘されている。

 この事態を受け、ドイツ陸上連盟(DLV)は声明で「出場メンバーは混合リレーの成功を目標に構成された」「コーチ陣は満場一致で決定を下し、選手たちに説明した」と明らかにした。その後ブレダウは男子400メートルのレースに出場したが、女子4×400メートルリレーに出場予定だったブルマンはメンバーから外された。

 シュミットは、選手選抜に異論があったことは認めながらも「チームは一丸となるべき。私たちはコーチの決定を信頼し、それに従って精神的な準備をしなければならない。チームを全面的に支持しなければ苦しいと思う」と話した。

 今回のパリ五輪はシュミットにとって五輪のデビュー戦だった。シュミットは2024年世界リレー選手権でマヌエル・サンダース、ヨハンナ・マルティン、エミル・アゲクムと共に混合4×400メートルリレーに出場し、五輪の出場権を獲得した。シュミットはこの種目が初めて導入された東京五輪でドイツ代表に選ばれていたが、出場機会がなかった。

 シュミットはファンや海外メディアの間で「世界で最もセクシーなアスリート」と呼ばれる。身長175センチに抜群のプロポーションと美貌を兼ね備えている。オーストラリアの雑誌は以前、シュミットに「最もセクシーなスポーツスター」との愛称を付けた。シュミットは、陸上選手としてだけでなくモデルとしても活動している。シュミットは「ドイツの陸上選手のほとんどは、スポーツだけで生計を維持することが困難」だとして「選手の大半は副収入を得るために勉強も並行しており、副業をする人もいる」と話していた。

イ・ヘジン記者

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