【TV朝鮮】(アンカー)
戒厳軍は国会よりもまず中央選挙管理委に進入しました。金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防相は、不正選挙疑惑を捜査するためだとしました。実際に戒厳軍が「期日前投票名簿管理サーバー」を撮影する様子が防犯カメラで確認されました。選管は「明白な違憲行為」だと反発しました。コ・スンヨン記者がお伝えします。
【時系列で見る】22時29分非常戒厳宣布演説終了→同31分電算室に入る戒厳軍
(記者リポート)
廊下の端に、軍服を着た3人が歩いてきて、隣の部屋に入っていきます。
尹錫悦大統領の非常戒厳宣布演説が終わってからわずか2分後の10時31分、戒厳軍が選挙管理委員会庁舎2階の電算室に入っていく様子です。
12分後、戒厳軍2人はサーバー室を見て回り、ある場所を示してスマートフォンで撮影しています。期日前投票名簿を管理している統合名簿システムのサーバーです。
2分後には行政システムのサーバーとセキュリティシステムのサーバーを撮影し、同じ時間に別の戒厳軍2人が外部ネットワークと連結された通信設備サーバーも撮っています。
国会行政安全委員会の野党議員らは、サーバー室に入った6人がけん銃で武装したまま30分間とどまっていた、と明かしました。
(鄭春生〈チョン・チュンソン〉/祖国革新党議員)
「戒厳宣言の前から戒厳軍が選管進入を準備していたことを示しています。戒厳宣言が特別な目的性を持って事前に計画されたということを確認できる…」
選管も、戒厳軍の庁舎占拠は「明白な違憲、違法」だと抗議しました。
(盧泰嶽〈ノ・テアク〉/中央選挙管理委員長)
「戒厳軍の占拠目的とその根拠等に関して詳細に明らかにし、それに伴う法的措置を取ることを求めるところです」
なお選管は、現在までの時点で戒厳軍によって内部資料が搬出されたことはないと確認された、と発表しました。TV朝鮮、コ・スンヨンがお伝えしました。
(2024年12月6日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)