韓国最大野党・共に民主党の党員約370人が7日午前0時を過ぎても国会議員会館にとどまっていることが明らかになった。国会事務処の規定上、部外者は夜11時以降、国会の建物の外に出なければならないが、これを無視して一夜を明かそうというものだ。
【写真】国会議員会館内に敷物を敷いて寝ている共に民主党の議員たち
7日午後5時には、国会本会議場で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案の表決が予定されている。与党・国民の力では、弾劾案が否決された場合、これら部外者が与党議員に暴言や暴行といった物理的な力を行使したり、与党議員室に抗議のため押し掛けたりする可能性が高い、とみている。
国民の力の関係者は「共に民主党のある議員室が6日、議員会館の大会議室を借りたが、部外者たちが大会議室の舞台などに敷物を敷いて寝ている」「6日にある行事への参加を目的に通行証の発給を受けたなら、6日のうちに出なければならない。7日には行事がなく、国会にはもう入れないので、6日に通行証を受け取り、7日まで出ないで居座ろうとしているものだ」と言った。
これを目撃した国民の力の関係者たちは国会事務処に抗議したが、議員会館にとどまっている共に民主党党員たちを無理やり追い出してはいないとのことだ。建物の外に出るように言われた共に民主党党員が「今、この時局に規定だ何だと言っている場合か」と抗議する姿も目撃されたという。
国民の力の関係者は「議員会館の地下駐車場を通って入ってきた人物もいると聞いた」「地下駐車場を通って議員会館に入ると、議員室関係者の(カード式)通行証を(センサーに)タッチすればドアが開くので、一度に複数の人々が入ることができる」と語った。
キム・スンジェ記者