【NEWSIS】先月19日未明、ソウル西部地方裁判所に乱入し、消火器で同地裁の窓ガラスやドアなどを破壊した男が警察に逮捕されていたことが確認された。暴動から14日を経ての逮捕だ。JTBCが3日に報道した。
報道によると、ソウル麻浦警察署が今月2日に男を逮捕し、取り調べをしているところだという。
「緑ジャンパー男」と呼ばれていたこの男の行動は動画共有サイト「ユーチューブ」の配信などを通じてリアルタイムで中継された。
この男は暴動発生時、同地裁内の様子を伝えたJTBCのカメラにも捉えられていた。
この男は正門をふさいでいた警察官に向かって消火器を噴射したり、消火器でガラス製ドアのセキュリティー装置を破壊したりした。
一部の人々の間では「男はJTBCの記者だ」という説も取り沙汰された。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の熱烈な支持者たちがこの男の顔とJTBC記者の写真を比較・対照し、同一人物だと推定したのだ。
これに対してJTBCは「根拠のないインターネット上の文や一部メディアの記事を収集している」「これに関する内容を作成・流布しているすべての人々を対象に民事・刑事上、強硬な法的対応に出るつもりだ」と警告した。
警察側も「全くもって事実ではない」と述べた。
警察は男を取り調べると共に、暴動の背後関係も捜査する方針だ。
チェ・ヒジョン記者