【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が5日発表した消費者物価動向によると、1月の消費者物価指数は前年同月比2.2%上昇した。上昇率は昨年7月(2.6%)以来半年ぶりの高水準となった。
消費者物価の上昇率は昨年8月(2.0%)の2%台から9月(1.6%)には1%台に下がり、10月(1.3%)に底を打ったが、11月(1.5%)、12月(1.9%)に続き先月まで3カ月連続で上昇し、5カ月ぶりに2%を上回った。
品目別では石油類が7.3%上昇し、昨年7月(8.4%)以来の高水準を記録。物価全体を0.27ポイント押し上げた。
加工食品類も2.7%と昨年1月(3.2%)以来の上昇率となり、物価全体を0.23ポイント押し上げた。
野菜類は4.4%、畜産物は3.7%、水産物は2.6%上昇し、農畜水産物全体では1.9%上がった。
生活実感に近い生活物価指数は2.5%上昇し、昨年7月(3.0%)以来半年ぶりの高水準となった。
変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は2.0%上昇。昨年7月(2.1%)から半年ぶりに2%台に乗った。生鮮食品の指数は0.7%上昇した。
経済協力開発機構(OECD)が各国の比較に用いるコア指数(食品とエネルギーを除く)の上昇率は1.9%だった。