「8人全員が満場一致で決めた」 憲法裁、尹大統領側が申請した不正選挙疑惑の証人・事実照会をほとんど棄却

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領側が憲法裁判所の弾劾審判で不正選挙疑惑に関連して申請していた証人および事実照会要請がほとんど棄却された。

【写真】「ファクトチェックの見地から」 尹大統領側が弾劾審判で不正選挙疑惑画像を複数提示

 文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁判所所長権限代行は4日に開かれた第5回弁論で「8人全員が満場一致で決めた」として「イ・ギョンミン韓国軍防諜(ぼうちょう)司令部参謀長と韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する証人採択の可否は保留し、残りの申請は必要性と関連性が不足しているため棄却する」と述べた。

 このため、仁荷大学の許昞琪(ホ・ビョンギ)名誉教授、一部弁護士、投票管理官および事務員などの証人申請が全て棄却された。国家情報院国家サイバー安保センター長も証人から除外され、代わりに白鍾郁(ペク・ジョンウク)元国家情報院第3次長が証人として採択された。

 また、世界選挙機関協議会、仁川市延寿区・京畿道坡州市選挙管理委員会、国家情報院に対する事実照会・文書提出命令、警察庁国家捜査本部安保捜査局に対する資料要請も受け入れられなかった。

 その一方で、憲法裁判所は尹大統領側が申請した金峰埴(キム・ボンシク)前ソウル警察庁長を証人として採択し、13日午後2時に尋問する予定だ。

 現在まで憲法裁判所が採択した証人は尹大統領側8人、国会側7人で、李祥敏(イ・サンミン)前行政安全長官は双方が共通で申請し、証人として出席することになった。

イ・ギョンタク記者

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  • ▲文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁判所所長権限代行。写真提供=憲法裁判所

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