韓国警察が、12・3非常戒厳を事前謀議した疑いが持たれているノ・サンウォン元情報司令官の手帳を国立科学捜査研究院(国科捜)に送り、筆跡鑑定を依頼したと伝えられた。ただし国科捜は、「鑑定不能」判定を下したという。
韓国警察の国家捜査本部の関係者は3日、ノ元司令官の居所で確保した60-70ページ分の手帳を国科捜へ送って筆跡鑑定を依頼した、と明かした。
だが国科捜は「鑑定不能」判定を下したことが分かった。ノ元司令官が自ら手帳の内容を記したとは断定できない、という意味だと解釈される。
先に韓国警察がノ元司令官の居所を家宅捜索して確保した手帳には「北方限界線(NLL)で北の攻撃を誘導」という文言が記されていたといわれる。また、政治家・報道関係者・宗教家・労組関係者・判事・公務員などを「除去対象」と表現した内容があった-と警察は明かしていた。
イ・ヒョンスン記者