「証人1人当たりの尋問時間は90分に制限します」「大統領の直接尋問も禁止します」 弾劾審判を急ぐ憲法裁に尹大統領側が反発

「証人1人当たりの尋問時間は90分に制限します」「大統領の直接尋問も禁止します」 弾劾審判を急ぐ憲法裁に尹大統領側が反発

【TV朝鮮】(アンカー)

 憲法裁判所は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾審判をできるだけ早く終わらせたいようです。毎週2回の裁判を行い、証人尋問は1人当たり90分に制限しました。これを受けて尹大統領側は憲法裁を強く攻撃しましたが、どのような内容だったのでしょうか。キム・ドヒョン記者がお伝えします。

【写真】尹大統領側が「防御権の制限と拙速審理につながる」と批判する弁論期日スケジュール

 (記者リポート)

 きのう開かれた尹錫悦大統領弾劾審判の5回目の弁論期日には、李鎮遇(イ・ジンウ)・呂寅兄(ヨ・インヒョン)元司令官、洪壮源(ホン・ジャンウォン)元国家情報院(韓国の情報機関。国情院)第1次長の3人が証人として出廷しました。

 速やかな進行のため、憲法裁は証人1人当たり尋問時間を90分に制限しました。

 (文炯培〈ムン・ヒョンベ〉〈きのう〉)

「主尋問30分、反対尋問30分、再主尋問15分、再反対尋問15分、このようにやって裁判部が補充尋問をするつもりです」

 尹大統領の直接尋問も禁止しました。

 (文炯培〈きのう〉)

「証人に対する尋問は双方代理人のみが行うものと定め、本人が希望すれば、証人尋問が終わった後に意見陳述の機会を差し上げるということで」

 あすの6回目の弁論期日には証人3人、11日の7回目の弁論期日には証人4人が予定されています。

 尹大統領側は「1日に複数人の証人を尋問するのは防御権の制限と拙速審理につながることになる」とし「このような事実を傍観していたら憲法裁判官は国民的怒りに直面することになるだろう」と反発しました。

 (崔巨勲〈チェ・ゴフン〉〈きのう〉)

「証人尋問の時間があまりにも制限されています。これからは週1回の審判程度に…」

 防御権を十分に保障すべきだという主張です。

 また尹大統領側は、野党に向けては「シャーマンを国会の聴聞会に呼んで『シャーマン・フレーム』をかぶせようとしている」と批判しました。TV朝鮮、キム・ドヒョンがお伝えしました。

(2025年2月5日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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