尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を支持する会「大統領国民弁護団」の加入者数が10万人を突破した。今月3日に募集を開始し、五日後の8日に10万人を突破、9日夜9時現在で12万7800人を超えた。同団体は尹大統領側の石東炫(ソク・トンヒョン)弁護士が率いる団体で、携帯電話番号による実名認証過程を経れば誰でもオンラインで加入できる。このため、尹大統領の弾劾審判宣告を前に、尹大統領支持派の結集が本格化しているとの見方が出ている。
【写真】ソウル市中心部の大通りを埋め尽くす「弾劾反対」集会の参加者たち
石東炫弁護士は9日、本紙の電話取材に「20-30代の若者が6万人に迫っている」「現在までの加入者のうち、約半数が若者だということだ」と語った。国民弁護団は同日、「携帯電話の実名認証をしなければならないにもかかわらず、五日間で10万人を超えたのは、『自由・大韓民国を立て直そう』という市民の熱望の証明だ」「29回の弾劾と予算削減で国政をマヒさせてきた(韓国最大野党・共に民主党による)『議会独裁』を阻止しなければならないという大統領の訴えに国民が応えている」と主張した。
「韓国史カリスマ講師」チョン・ハンギル氏も5日、国民弁護団に加入した。同氏はホームページの掲示板に加入認証ショットを掲載し、「『このまま黙っていたら国が滅びる』という思いから、今は損をして悪口を言われるとしても、立ち上がることにした」「尹大統領弾劾反対。無条件で(尹大統領を)職務に復帰させ、国家システムを回復させることが大韓民国を生かし、20-30代の若者をはじめとする国民を生かす唯一の代案だ」と主張した。
国民弁護団は13日午後6時、ソウル・光化門駅5番出口の清渓広場で、「国民が呼んだ大統領、国民が守る」という名称で発足式を行う。清渓広場は2022年2月15日に当時大統領選候補者だった尹錫悦氏が第20代大統領選挙の公式選挙運動開始初日に出陣式を開いた場所だ。
国民弁護団は「(検察総長だった)尹錫悦氏が政治の世界に本格的に参入し、大韓民国を立て直すと宣言した象徴的な場所で、若者中心の韓国国民弁護団が尹大統領を守り、復帰させる」「若者世代を中心に、大統領の弾劾に反対する本当の国民の声が広場に響き渡るだろう」と主張した。
キム・ミョンジン記者