尹大統領 拘置所で与党議員らと面会=戒厳令宣言は「憲法の範囲内」

【ソウル聯合ニュース】内乱首謀罪で起訴された韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日、収容されているソウル拘置所で与党「国民の力」の国会議員らと面会した。面会した同党の金起炫(キム・ギヒョン)元代表によると、尹大統領は「党が自由守護、主権回復運動を真摯に後押しすれば国民から愛されるのではないか」と述べた。

 尹大統領と面会したのは金氏や秋慶鎬(チュ・ギョンホ)前院内代表、李喆圭(イ・チョルギュ)議員、鄭点植(チョン・ジョムシク)議員、朴成敏(パク・ソンミン)議員の5人。

 面会は約30分間行われた。金氏によると、尹大統領は昨年12月3日に「非常戒厳」を宣言したことについて、「国がさまざまな危機に陥ったという判断で行われたもの」とし、「憲法と手続きの範囲内ですべてが履行された」と述べ、非常戒厳宣布の正当性を改めて主張した。

 金氏は「大統領が非常戒厳を宣布せざるを得なかった事情について多くの国民が共感を示していることを(尹大統領に)伝えた」と語った。

 尹大統領は「元気にしているから心配しないでほしい」と呼びかけたという。

 尹大統領は今月3日と7日にも国民の力の議員らの面会を受けた。

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