【ソウル聯合ニュース】ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使が、ウクライナ侵攻で負傷したロシア兵が北朝鮮で治療を受けていると明らかにした。ロシアメディアが10日(現地時間)、報じた。
同メディアによると、マツェゴラ氏は政府系ロシア新聞とのインタビューで、ウクライナで負傷したロシア兵数百人が北朝鮮の療養所や医療施設でリハビリを受けていると述べ、このような措置はロシア人に対する北朝鮮の好意的な態度を反映したもので、双方の文化的連帯と歴史の共有に起因するものだと説明した。
マツェゴラ氏は、ウクライナとの戦闘で死亡したロシア兵の子どもたちが昨年夏に北朝鮮東部・元山のキャンプ場で過ごしたとも明らかにした。治療や食事など滞在にかかる費用は全て無料で、ロシア側が費用の一部負担を申し出たが北朝鮮側が拒否したという。
一方、マツェゴラ氏はトランプ米大統領と北朝鮮との交渉は失敗だったとし、米国が根本的にアプローチの方法を変えない限り北朝鮮が米国との直接対話に再び乗り出すことはないだろうと予想した。