尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾反対デモの会場として、韓国最大野党・共に民主党所属の朴均沢(パク・ギュンテク)議員が光州市内のごみ埋立地を推薦したことに対し、与党・国民の力が「国民を冒涜(ぼうとく)している」と反発している。
【写真】2月8日東大邱駅前 弾劾賛成デモを圧倒する弾劾反対デモの様子
国民の力のイ・ジュンウ・スポークスマンは12日の論評で、「朴均沢議員は(韓国史カリスマ講師と呼ばれている)チョン・ハンギル氏など一般国民が参加する『光州集会』に対し、『ごみ埋立地』を(推薦場所として)提示した」「一般国民を『極右・ごみくず』と冒涜し、ないがしろにする妄言だ」と述べた。
そして、同スポークスマンは「朴均沢議員は李在明(イ・ジェミョン)同党代表による大庄洞土地開発不正に関する裁判で弁護をした元『大庄洞弁護士』だ」「兄嫁に対して口にできないほど汚い言葉でののしった『李在明被告』を弁護した元『大庄洞弁護士』の朴均沢議員を見ると、『依頼人のレベルにピッタリの弁護士だった』という気がする」と言った。
同スポークスマンはさらに、「韓国国民は、主権者である国民を『極右・ごみくず』だとして冒涜した国会議員を見て、『分別収集されるべき国会議員は他にいる』と思っているのではないだろうか」「朴均沢議員は直ちに議員辞職するよう望む」と述べた。
李在明代表派とされている朴均沢議員は、同党所属の姜琪正(カン・ギジョン)光州市長が尹大統領支持者による弾劾反対デモを許可しなかったことで物議を醸しているのを受け、10日に交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「光州市長、極右集団にお情けを」というタイトルの文章を掲載した。
朴均沢議員は「(姜琪正市長は)太極旗(韓国国旗)冒涜部隊、現代版『武臣の乱』を称賛するエセ韓国史講師の内乱擁護デモを許可できなかったのだろう」「神聖な光州5・18広場を汚す行為なのだから、妥当な処分だ」と書いた。
その上で、「集会の自由は否定できないので、彼らにふさわしい、適切な場所を教えてやるのはどうだろうか」と書き、光州広域市南区内の住所をシェアした。この住所がある場所はごみ埋立地・焼却場がある同市の「広域衛生埋立地」だった。
キム・ミョンイル記者