募集10日で加入者16万人「尹錫悦大統領国民弁護団」、ソウル清渓広場で発足式 

尹大統領「ご心配・ご声援に感謝」

 【NEWSIS】「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を弁護する」として集まった「大統領国民弁護団」(以下、国民弁護団)発足式に尹大統領自身がメッセージを送った。

 尹大統領の法律代理人団に所属する石東炫(ソク・ドンヒョン)弁護士は13日午後、尹大統領が国民弁護団に送ったメッセージの内容を公表した。

 尹大統領はこのメッセージで、「国民弁護団の皆様のご心配の声とご声援に感謝する。特に若者たちの夢と情熱を支持したい」と述べた。

 国民弁護団は同日午後6時10分ごろからソウル市中区の清渓広場で発足式を開催した。演壇前に集まった参加者たちは太極旗(韓国国旗)・星条旗(米国国旗)・ペンライトなどを手に、「大統領を守り抜こう」「弾劾無効・従北(北朝鮮支持者)清算」「不正選挙を検証せよ」などとシュプレヒコールを上げた。

 この発足式で「韓国史カリスマ講師」として知られるユーチューバー、チョン・ハンギル氏の演説が行われるや、会場はヒートアップした。

 チョン・ハンギル氏はこの日も非常戒厳宣布の正当性を主張した。そして、「今は大韓民国が崩壊するのか、それとも再び立ち上がるのかの重要な時期に来ている」「我々の歴史上、これほど多くの(野党による)弾劾(訴追)がなされたことがあっただろうか」と問いかけた。

 その上で、「尹大統領に対する国民の支持率は高いので、憲法裁判所で弾劾が認められてはならない」と主張した。

 チョン・ハンギル氏はさらに、「尹大統領の支持率は先週、既に50%を超えた。光州市民や全羅道民もみんな賛同すれば60%を超えることになるだろう。尹大統領の職務復帰を国民が要求しているのに、憲法裁判所の裁判官は大統領を弾劾できるのか」と言った。

 また、団長を務める石東炫弁護士は歓迎のあいさつで、尹大統領のメッセージを通じ非常戒厳宣布の背景を説明した。

 石東炫弁護士は「戒厳というものは我々韓国人にとって、かつての良くない記憶が確かにある。(昨年)12月初めの非常戒厳宣布で国民がとても驚いた部分があるのは確かだ」「そのような部分に対して、尹大統領は国民に対して申し訳ない気持ちを抱いている」と語った。

 そして、「戒厳宣布(昨年12月3日)の翌日は監査院長の弾劾訴追が予定されていた。文在寅(ムン・ジェイン)政権の安保関係者が終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の機密を中国に知らせた利敵行為が明らかになり、監査院で監査しようとしたところ、監査できないように(弾劾しようとした)…それで危機意識を感じた」と説明した。

 国民弁護団は今後、毎週木曜日に集会を開く方針だ。

 国民弁護団は尹大統領を守る活動をしようと考えている国民を対象に、今月3日から加入者を受け付けている。同日午後時点で加入者は16万人に達した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲13日、ソウル市中区の清渓広場で行われた「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領国民弁護団」の発足式で、シュプレヒコールを上げる参加者たち。写真=NEWSIS
  • 募集10日で加入者16万人「尹錫悦大統領国民弁護団」、ソウル清渓広場で発足式 

right

あわせて読みたい