性的関係の動画を違法撮影した疑いで起訴された元サッカー男子韓国代表の黄義助(ファン・ウィジョ)被告(32)=トルコ・アランヤスポル=がソウル地裁で執行猶予付きの有罪判決を言い渡された。ソウル中央地裁刑事第13単独の李鎔済(イ・ヨンジェ)裁判長は14日、性暴力処罰特例法違反(カメラなどを利用した撮影)で起訴された黄義助被告に懲役1年、執行猶予2年を言い渡した。黄義助被告は判決直後、「サッカー・ファンの皆様に謝罪する。大変申し訳なく思っている」と述べた。検察は黄義助被告に懲役4年を求刑していた。
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黄義助被告は2022年6月から9月にかけて、女性2人に対して同意を得ずに数回にわたり性的関係の動画を撮影したり、動画通話をした際に画面を録画したりしたとして、昨年7月に起訴された。
李鎔済裁判長は、相手の同意を得ずに性的関係の様子を撮影したことについては、「違法撮影犯罪による社会的弊害の深刻性を考えると、罪質が良くない」として有罪を認めた。
ただし、相手の姿が写っている動画通話画面を録画したことに対しては無罪だと判断した。 李鎔済裁判長は「性暴力処罰特例法の『撮影行為』は、その対象を人の身体と規定している」「黄義助被告が動画通話中に被害者の行為と姿を携帯電話の録画機能で撮影したことは、被害者の身体そのものを撮影したとみることはできない」と判断の理由を説明した。
一方、黄義助被告のこうした私生活の動画などを交流サイト(SNS)に流布した黄義助被告の兄嫁(34)は昨年9月、大法院(最高裁判所)で懲役3年の刑が確定した。
パク・カンヒョン記者