北朝鮮漁民を強制送還した罪に問われている文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の外交・安保高官が、一審で宣告猶予の判決を受けた。
【写真】強制送還に抵抗する北朝鮮漁民(2019年11月7日)
ソウル中央地裁刑事合議21部は19日、国家保安法違反などの罪で起訴された鄭義溶(チョン・ウィヨン)元大統領府国家安保室長に対し、懲役10月の宣告を猶予した。
徐薫(ソ・フン)元国家情報院(韓国の情報機関)院長に対しても懲役10月、盧英敏(ノ・ヨンミン)元大統領府秘書室長と金錬鉄(キム・ヨンチョル)元統一相に対してはそれぞれ懲役6月の宣告を猶予した。
宣告猶予とは、刑の宣告を遅らせ、一定期間が経過したら免訴されたものと見なすものだ。
裁判部は「被告人らの行為の違法性を確認しつつ実態上の違法は加えないのが、最も合理的に下し得る量刑」と説明した。
チ・ジョンヨン記者