ドタキャンするも抗議されたので30分だけ…韓国経済使節団と面会した米商務長官「各企業10億ドルずつ出せ」

韓国側の財界関係者「70年続く同盟でなぜこんなことが…」

 ところがラトニック商務長官が面会直前になって突然キャンセルしたため、韓国側が強く抗議したという。当時の状況を知るある財界関係者は「出席者の間からは、米国が70年続く同盟国にこんな仕打ちができるのかといった声も上がった」と伝えている。また今回使節団の訪米日程で最も重要とされたガラディナーも同様で、米メリーランド州で開催された共和党の重要イベント「保守政治活動会議(CPAC)」と重なったため、当初出席予定だった共和党幹部らの多くが出席できなかったという。

 結果的に公式日程が全て終わった三日目午前になってラトニック商務長官との面会が何とか実現したが、韓国側の多くは次の日程に向け飛行機のチケットをすでに予約していたため、出席できたのは十数人だったという。匿名を求めたある関係者は「今回の面会は米国との70年同盟という点を強調し、韓国の潜在力を主に示す顔合わせ的な性格だった」と伝えた。

 崔泰源会長は21日にワシントンDCで韓国メディアの取材に応じ、今回の訪米の成果について「彼ら(米国)が興味を示す話をする計画だったし、その点で成果はあった」「(米国への投資は悪いことだけではなく)人工知能分野などは他国への投資よりも米国への投資が今ははるかによさそうだ」と述べた。今回の大韓商工会議所による民間経済使節団に続き、韓国経済人協会も来月使節団を立ち上げ、あらためて訪米する予定だ。

朴淳燦(パク・スンチャン)記者、チョ・ジェヒ記者、ソク・ナムジュン記者

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