20-30代の若者の参加も目立った。「弾劾に反対する大韓民国青年たちの会」のクォン・イェヨン代表は「複数の大学で既に弾劾反対時局宣言が出されているが、三一節(3月1日の三一独立運動記念日)には全国大学生弾劾時局宣言が予定されている」「自ら目覚め、立ち上がった若者たちを阻むことはできないだろう」と語った。
また、時局宣言を出したり、準備したりしている全国6大学の学生たちも演壇に上がった。韓東大学に通うキム・テボムさんは「裁判官たちは憲法と法律の良心に従った判決をしなければならない」と、高麗大学に通うユ・チャンジョンさんは「時局宣言をした学生たちを『極右だ』と罵倒し、暴力を振るう行為はやめるべきだ」と言った。
同日のデモ会場には家族連れの参加者たちが目についた。4歳の子どもを抱っこして参加したキム・ウンジョンさん(33)=大田市=は「多様な意見を持つ人々がいるということを見せたくて家族と一緒に来た。非常戒厳宣布は(最大野党)共に民主党のせいではないか。共に民主党がこれまでどのような行為をしてきたのか、振り返ってみてほしい」と語った。ヨム・ジョンスンさん(41)=大田市=も「国民が選んだ大統領の身柄を拘束させた司法府は偏向的だと思う。誰もが公正に裁判を受けられる国になってほしい」と言った。
自営業者たちも声を上げている。美容院を経営しているウォン・ギナムさん(60)は「李在明(イ・ジェミョン)共に民主党代表の大庄洞(土地開発不正)裁判は長引いているのに、尹大統領の弾劾審判はあまりにも速く進んでいる。店を半日開けるよりも、危機に陥った国を救うことが優先だと思って、やって来た」と言った。忠清南道公州市で飲食店を経営しているイ・ミンシクさん(56)は「国が混乱し、自営業者たちは特に厳しい。もどかしい思いから、店を閉めてデモに来た」と話した。
セーブ・コリアのソン・ヒョンボ代表は「来月1日にはソウル・汝矣島で大規模デモを開く。50万人以上が汝矣島の国会議事堂前に集まるだろう」と語った。
この日は大田市だけでなく、韓国の全国各地でも大小の弾劾反対デモが行われた。午後2時ごろ、全羅南道の木浦駅広場に約100人が集まって弾劾反対のシュプレヒコールを上げたほか、大邱市の東城路や仁川市の富平駅広場でも弾劾反対デモが行われた。
大田=禹正植(ウ・ジョンシク)記者、キム・ソクモ記者、シン・ジョンフン記者