韓国市民団体「ろうそく行動」、洪壮源氏の法廷証言を覆す監視カメラ映像を公開した与党議員を告発

20日に国調特委所属の与党議員らが防犯カメラ映像を公開
与党と資料流出者を国情院法違反・内乱同調容疑で告発

 【NEWSIS】洪壮源(ホン・ジャンウォン)前国家情報院(韓国の情報機関。国情院)第1次長の動線を捉えた防犯カメラ映像を公開した与党議員らが、警察に告発された。

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 市民団体「ろうそく行動」は24日午後2時、ソウル市西大門区の韓国警察庁国家捜査本部前で記者会見を開き「(保守系与党の)国民の力が公開した防犯カメラ映像は極秘保安区域の国情院内部を公開したもので、これは国情院法違反」と表明した。

 その上で、国情院の防犯カメラ映像を公開した国民の力と併せて、この資料の流出者を国情院法違反、内乱同調の容疑で告発した。

 国会非常戒厳国政調査特別委員会(国調特委)所属の国民の力議員らは今月20日、洪・前次長の動線を捉えた防犯カメラ映像を公開した。洪・前次長は尹大統領が非常戒厳後に「この機会にさっとみんな捕まえろ」と言った、と主張していた。

 ろうそく行動は「国民の力の目的は『尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が指示した政治家逮捕リスト』を書いた洪・前次長のメモの信ぴょう性を落とすためのもの」だとし「既に尹錫悦の内乱行為が立証されている状況で国民の力がこれを公に否定しているのは、自ら内乱の共同正犯だということを立証するもの」と主張した。

 また一同は「国情院防犯カメラ映像の公開は国情院法4条に基づく保安業務規程23条1項および27条に違反するもので、これは刑法127条に違反する犯罪に該当する」とし「違法行為を徹底して捜査すべき」とも強調した。

イ・スジョン記者

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  • ▲「ろうそく行動」の関係者らが24日、ソウル市西大門区の韓国警察庁国家捜査本部前で、国情院の防犯カメラ映像を公開した「国民の力」議員および流出者の告発記者会見を行っている様子。
  • 韓国市民団体「ろうそく行動」、洪壮源氏の法廷証言を覆す監視カメラ映像を公開した与党議員を告発

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