防弾少年団JINに無理やりキス、50代日本人女性を立件

　ソウル松坡警察署は、男性アイドルグループBTS（防弾少年団）のメンバー、JIN（ジン）さん（32）＝本名：キム・ソクチン＝に昨年、無理やり突然キスをした50代の日本人の女を公衆密集場所におけるセクハラ（性的嫌がらせ）容疑で刑事立件し、被疑者調査出頭を通知した。同署が27日に発表した。この女は昨年6月13日、ソウル市松坡区の蚕室室内体育館で開催されたイベントで、JINさんの頬にキスをした疑いが持たれている。

【写真】JINに無理やりキスする日本人女性

　JINさんは韓国陸軍兵長として満期除隊した翌日、デビュー11周年を記念して3時間にわたりファン約1000人とハグするイベントを開いた際、このような被害に遭ったことが捜査の結果、分かった。JINさんはキスを避けようとしたが、無理やりキスをされて困惑した表情を見せていた。

　後に、国民権益委員会が運営するオンライン請願窓口「国民申聞鼓」に「このファンを処罰してほしい」という請願が寄せられたことから、警察が捜査に着手した。すると、交流サイト（SNS）でこのファンが日本人の女であることが分かった。この女は自身のブログに「首に唇が触れた。肌がとても柔らかかった」と書いていたという。

　警察は昨年6月、この投稿が掲載されているブログのユーザーについて、人的事項の確認を求めるメールを日本のブログ運営会社に送ったが、返信はなかった。警察は国際刑事警察機構（ICPO、インターポール）を通じて日本の警察に捜査協力を要請し、約7カ月後に容疑者の身元を特定することができたと発表した。

　容疑者の女はまだ出頭要求に応じていないとのことだ。警察ではJINさんも被害者として事情を聴取する方針だ。警察関係者は「書面・対面などの聴取方式や時期は検討中だ」と話している。

キム・ビョングォン記者