【NEWSIS】バンジージャンプに挑戦した20代前半の観光客が、ロープが切れて110メートルの高さから川に転落した事故が最近になって再び注目を集めている。2月26日(現地時間)、英紙デイリーメールが報じた。
報道によると、2012年にザンビアを旅行していたオーストラリア人のエリン・ラングワーシーさんは、ザンベジ川の橋からバンジージャンプをしたところ、ロープが切れて110メートルの高さからワニがうごめく川へと落下した。
この動画はSNS(交流サイト)で共有され、その後デイリーメールやベトナムdocnhanhなど複数の海外メディアで紹介されて再び話題を集めている。
動画には、エリンさんがバンジージャンプのロープが切れて川に落下した後、水面に浮上するために必死になっているような姿も映っている。
エリンさんは打撲によるひどい傷や臓器の損傷などのけがを負ったが、幸い骨は折れておらず、奇跡的に助かった。
エリンさんは旅行保険会社カバーモアのユーチューブチャンネルで「全身があざだらけになり、肺には血と水がいっぱいたまっていた」と当時の様子を振り返った。
また、英紙ガーディアンとのインタビューでは「血を吐き始め、臓器の損傷が心配になった。とてもぐったりして、自分の身にいったい何が起きたのか信じることができなかった」とも話した。
午後5時30分ごろバンジージャンプに挑戦したエリンさんは、落下後に運営会社のスタッフらに救助され、午後11時になってようやく病院に到着した。
病院では人工呼吸器を装着し、感染のリスクがあるため抗生物質を処方されたという。
最近、ロープなしで43メートル下に落下する新しい過激なバンジージャンプが登場し、このバンジージャンプに挑戦する女性の動画がTikTokに投稿されたが、エリンさんの事故が再注目されたのはこのTikTok動画がきっかけだった。
ロープなしで落下するバンジージャンプは、安全のために落下地点に大きな緑色のネットが設置されている。
ノ・ジウォン記者