【TV朝鮮】(アンカー)
今度は郭種根(クァク・ジョングン)元陸軍特殊戦司令官が知人と電話で話してから未明まで続いた緊迫した状況について見てみましょう。午前0時近くに旅団長級指揮官に電話した郭種根元司令官は「特段の措置」に言及し、この言葉を聞いて午前1時ごろに公館に駆け付けた幹部らと1時間半近く対策を話し合っていたことが分かりました。最大野党・共に民主党議員のユーチューブ・チャンネル出演もこの時、既に言及があったそうです。ユン・ドンビン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
昨年12月5日夜、知人との電話通話を終えた郭種根元司令官は、イ・サンヒョン第1空輸特戦旅団団長に翌日午前0時ごろ電話をかけたとのことです。
郭種根元司令官は涙声で「部下たちが負傷している」「明日、特段の措置を取る」という趣旨の言及をしたといいます。
(林鍾得〈イム・ジョンドク〉議員)=与党・国民の力、先月4日=
「その特段の措置とは何を意味するのですか?」
(郭種根元司令官)=先月4日=
「終わってから答弁の機会をくだされば、私が申し上げます」
直属の上官の涙に驚いたイ・サンヒョン団長は、特殊戦司令部の主任元士(曹長)に「司令官の心理状態が不安定なようなので、公館に行ってみよ」と言いました。午前1時ごろに主任元士と防諜(ぼうちょう)部隊長が公館に集まり、1時間以上にわたり郭種根元司令官と対策を話し合ったとのことです。
当時の出席者の証言を聞いた林鍾得議員は「その場でも共に民主党議員のユーチューブ・チャンネルに関する言及があり、参謀たちが引き止めたのにもかかわらず、郭種根元司令官は出演を決心したと聞いている」と語りました。
夜が明けて、午前8時ごろ、キム・ヒョンテ第707特殊任務団団長、法務将校、防諜部隊長が出席した対策会議では、予想質問を10行ほど書き取ったメモ用紙が出てきました。
(姜善栄〈カン・ソンヨン〉議員)=国民の力、先月17日=
「その前にユーチューブを撮った(共に民主党所属の)金炳周(キム・ビョンジュ)議員と電話で通話したということですか?」
(キム・ヒョンテ第707特殊任務団団長)=先月17日=
「はい、事前に通話を要請して電話で話し、予想質問を受けて…」
キム・ヒョンテ団長は国会に出て「当時、郭種根元司令官が李鎮雨(イ・ジンウ)元首都防衛司令官に連絡し、『同じユーチューブ・チャンネルに出演してほしい』と提案したと聞いています」と述べました。TV朝鮮、ユン・ドンビンがお伝えしました。
(2025年3月6日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)