NBAとMLB、日本アニメとコラボ

 MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツも『NARUTO』とコラボし、ユニホームなどのグッズを公開した。ボストン・レッドソックスは入場客に『ONE PIECE』のフィギュアをプレゼントし、登場人物のコスプレ・イベントも行った。レイカーズは『クレヨンしんちゃん』の主人公のフィギュアを作っている。

 日本では、野球とバスケットボールが人気種目になって久しい。特に、野球は「国民スポーツ」と呼ばれるほど大衆的人気を誇っている上、その活動領域が米国にまで拡大している。バスケットボールもNBAを通じて人気絶頂だ。ゴールデンステート・ウォリアーズやワシントン・ウィザーズなどNBAのチームが直接日本でオープン戦を行っているほか、日本はもちろんのこと、韓国でも人気を得た漫画『スラムダンク』は登場人物のほとんどがパトリック・ユーイング(チェ・チス〈訳注=赤木剛憲、以下同じ〉)、マイケル・ジョーダン(ソ・テウン=流川楓)、マジック・ジョンソン(ユン・デヒョプ=仙道彰)など、実在のNBA選手をモデルに描いた作品といった解釈もある。作品には、NBAの豆知識も登場する。

 これに、米国内で日本のアニメーション人気が各種ストリーミングプラットフォームやソーシャルメディアに乗って拡散している点も作用した。ストリーミングサービス「クランチロール」は、米国内の日本のアニメーションの前進基地として知られている。米国の青少年たちも「ジャパン・アニメーション」をまるで流行の尺度であるかのように楽しんでいる。

 劇場版『鬼滅の刃』無限列車編は2021年、北米だけで4950万ドル(約73億2000万円)を稼いだ。日本のアニメの中で世界一の興行収入をたたき出した。『ONE PIECE』はネットフリックスが1億4400万ドル(213億円)をかけて実写ドラマ(8部作)を製作するほどだ。

 NBA選手のジャイアン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)は「そうでないふりをしているが、NBA選手の80%が(日本の)アニメーションにはまっている」とし「最高の海賊になる(『ONE PIECE』)ように、自分が選択した分野で大成功するために努力する主人公とNBA選手は似ている」と『ONE PIECE』の話題に触れたことがある。

ヤン・スンス記者

【写真】胸熱コラボ「LAレイカーズ×ONE PIECE」「MLB×鬼滅の刃」

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