チョウ標本の韓国帰還に貢献 日本人研究者に感謝の盾

【ソウル聯合ニュース】韓国の国立生物資源館が17日、チョウ研究の大家として知られる石宙明(ソク・チュミョン、1908~1950)の標本の韓国帰還に貢献したとして、九州大の広渡俊哉・特任教授らに感謝の盾を贈る。同館が16日、伝えた。

 国立生物資源館は広渡氏が石宙明の標本125点の韓国帰還で決定的な役割を果たしたと伝えた。石宙明は日本の植民地時代に朝鮮半島全域を訪れ、チョウを採集して標本にしたが、朝鮮戦争(1950~1953)などの影響でほとんどが行方不明になった。その後、一部が九州大などにあったことが確認された。

 広渡氏は韓日の生物研究交流などに関する講演も行う。

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