ソウル西部地裁乱入事件の被告人側が「千大燁・裁判所行政処長の圧力で勾留」と主張、地裁は「侮辱的」と反発

ソウル西部地裁乱入事件の被告人側が「千大燁・裁判所行政処長の圧力で勾留」と主張、地裁は「侮辱的」と反発

 今年1月、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対する勾留状の発布当時、西部地裁で起きた乱入事件。同事件の被告人側の弁護人が「千大燁(チョン・テヨプ)裁判所行政処長のせいで勾留された」という主張を繰り広げ、裁判部からの強い反発を買うという一幕があった。

【写真】裁判所の窓を割って侵入・事務機器を破壊する尹大統領の支持者

 ソウル西部地裁は14日午後、特殊建造物侵入などの容疑で起訴された被告人33人に対する公判期日を進めた。

 被告人側の弁護人は「乱入事件の後、大法院(最高裁に相当)の千大燁・裁判所行政処長が現場を行ったり来たりして、進歩(革新)系最大野党『共に民主党』が『反法治主義的暴力行為を容認できない』と発言したせいで、被告人らが勾留裁判を受けているようだ」と主張した。

 裁判部が大法院の千大燁・裁判所行政処長と民主党から圧力を受けているせいで被告人の保釈が認められていない、という趣旨の説明だ。

 これに対し裁判長は「裁判部を侮辱するもの」と強く指摘したが、弁護人は「この部分についての疑いを持っている」とやり返した。

 被告人の一人も「もし私どもが入っていった場所が裁判所ではなく洞事務所のような官公署であっても、勾留しただろうか」と疑念を呈し「3カ月近く閉じ込められて、実刑を受けるとしても、私どもは十分に生きたように思う」と語った。

チュ・ウォンジン記者

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