「尹前大統領夫妻が公邸から500万₩キャットタワー持ち出し」 ハンギョレ報道記事巡り祖国革新・朴恩貞議員が捜査の必要性訴え

 【NEWSIS】尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人が国の予算で高価なキャットタワーなどを設置したという報道に関連し、野党・祖国革新党の朴恩貞(パク・ウンジョン)議員が「予算が水増しされて使われたようだ。全般的な捜査が必要だ」と発言した。

【写真】これが500万ウォン!? ハンギョレが着服疑惑を提起した「キャットタワー」

 これは、朴恩貞議員が15日、MBCラジオの番組『キム・ジョンベの視線集中』で「あちこちで確認してみたが、あの程度のキャットタワーを購入するのに、こんなにはお金がかからない。500万ウォン(約50万円)のキャットタワーは見つけることができなかった」とした上で発言したものだ。

 さらに「バスタブも確認をしてみたら数百万ウォン(数十万円)だった。そうなると、この見積書そのものが水増しされているのではないかと疑われる」と語った。

 そして、「金建希夫人と関連のある会社が大統領公邸で工事をしたと聞いている。水増しされた予算が使われている物品は捜査対象だと思う」と言った。

 また、「キャットタワーを国の予算で購入したなら、持ち出してはならない。横領に該当する可能性がある」とも指摘している。

 朴恩貞議員は「(購入単価が水増しされていたのなら)誰が着服したのかを捜査する必要がある。これは国庫損失などにも該当する可能性があるので、予算が誤って使われている部分、着服された部分に対しては全般的に捜査が必要だ」と強調した。

 韓国紙ハンギョレはこの前日の14日、尹前大統領夫妻が2022年にソウル市竜山区の大統領公邸に引っ越した際、数百万ウォンのキャットタワーや、資材価格だけで数千万ウォン(数百万円)に達するヒノキのバスタブを国の予算で設置し、これを大統領公邸退去時に私的に持ち出したという疑惑を提起していた。

チャン・ガリン記者

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