韓国憲法裁、新権限代行に金炯枓裁判官を選出

韓国憲法裁、新権限代行に金炯枓裁判官を選出

 憲法裁判所は21日、裁判官評議を開いて金炯枓(キム・ヒョンドゥ)憲法裁判官を憲法裁所長権限代行に選出した、と発表した。金権限代行は、次期大統領によって新任の憲法裁所長が任命されるまで権限代行として憲法裁を率いることになった。憲法裁所長は、国会の同意を受けて現職裁判官の中から大統領が任命する。

【7人体制】憲法裁の顔ぶれ

 金権限代行は、金命洙(キム・ミョンス)大法院長(最高裁長官に相当)=当時=が指名して尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領=当時=が任命し、2023年3月に就任した。9人だった憲法裁判官は、今月18日に文炯培(ムン・ヒョンベ)、李美善(イ・ミソン)裁判官が退任したことで7人になった。

 金権限代行はソウル大学司法学科を卒業し、93年にソウル地裁議政府支所の判事として任官した。その後、ソウル中央地裁令状部長・刑事合議部長、大法院裁判研究官、特許裁判所部長判事・ソウル高裁部長判事などを歴任した。さらに大法院の裁判所行政処司法政策研究審議官や司法政策研究院首席研究委員、裁判所行政処次長など、司法行政や政策研究などの多様な経歴も持つ。

 憲法裁は昨年10月に当時の李悰錫(イ・ジョンソク)所長が退任した後、権限代行体制が続いている。最近まで文裁判官が権限代行を務め、尹・前大統領の弾劾事件の審理・宣告も行った。

キム・ヒレ記者

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