韓国人枢機卿 次期ローマ教皇有力候補の一人に=イタリア主要紙

【バチカン聯合ニュース】ローマ教皇庁で韓国人として初めて聖職者省長官を務める兪興植(ユ・フンシク)枢機卿(73)が、イタリア主要紙コリエレ・デラ・セラが選んだ次期教皇の有力候補に挙がったことが分かった。

 同紙は22日(現地時間)、ローマ教皇フランシスコの死去を受けて実施される教皇選挙(コンクラーベ)を控え、12人の次期教皇有力候補を選定した。

 兪氏は1951年、忠清南道論山生まれ。韓国の大田教区長として南北交流に尽力し、4度にわたり北朝鮮を訪問した。2021年に聖職者省長官に抜擢され、22年に枢機卿に任命された。教皇フランシスコのそばで活動しながら人脈を築いたとして期待を集めている。優れた業務推進力のほか、気さくな人柄とリーダーシップも高く評価されているという。

 73歳の兪氏は、近く行われる教皇選挙で投票権を行使することができ、被選挙権も持つ。 

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