韓国旧与党重鎮の洪準杓氏が政界引退 大統領選予備選で敗北

【ソウル聯合ニュース】韓国の洪準杓(ホン・ジュンピョ)前大邱市長が29日、ソウル市内で記者会見し、政界引退を表明した。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の与党だった保守政党「国民の力」はこの日、尹氏の罷免に伴い6月3日に実施される大統領選の公認候補を選ぶ2次予備選の結果を発表し、4人いた候補を2人に絞り込んだが、洪氏は残らなかった。

 洪氏は結果が発表された直後、「これからは市民に戻る。一般人に戻って気楽に暮らす」とし、「今回の大統領選での私の役割はここまで」と述べた。

 このような発言から洪氏の政界引退の意思は固く、大統領選で役職を引き受けないという意向を示したものとみられる。

 2次予備選では党員投票(50%)と世論調査(50%)の結果を踏まえ、金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官、安哲秀(アン・チョルス)国会議員、韓東勲(ハン・ドンフン)前国民の力代表、洪氏の4人の候補のうち金氏と韓氏の2人が最終予備選に進んだ。

 洪氏は党代表などを務めた国民の力の重鎮で、2017年の大統領選に党公認候補として出馬したが文在寅(ムン・ジェイン)氏に敗れた。

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