【NEWSIS】中国の歌手・女優、高溜さん(31)が鼻の美容整形手術を受けた後、鼻の皮膚が壊死(えし)するなどの深刻な後遺症で苦しんでいることが分かり、人々に衝撃を与えている。英紙デイリー・メールなどの外信が4月5日(現地時間)に報道した。
報道によると、高溜さんは2020年に鼻の美容整形手術を受けた直後から深刻な副作用に苦しんできたとのことだ。
高溜さんの鼻の先は炎症により徐々に黒ずみ、時間がたつにつれて症状がひどくなった。 さらにひどいことに、欠けた部分もあるという。
これについて、高溜さんは「整形後、鼻に異常が発生した。皮膚復元手術を2回受けたが、状況は良くならなかった。鼻先の皮膚は黒くなり壊死した」「治療のために大きな病院に行ったが、手術前の姿には戻れないと言われた。自死の衝動に駆られたのは数えきれないほどだ」と吐露した。
手術の後遺症のため、高溜さんは出演が予定されていたドラマ2本を降板し、出演料40万元(現在のレートで約800万円)と違約金200万元を賠償しなければならなくなった。
さらに、高溜さんはこの4 年間で 2 回の鼻再建手術を受けたが、今も回復していない。再建手術のために使われた金額だけで、これまで7800万ウォン(約780万円)に達するという。
高溜さんは自身の経験を交流サイト(SNS)で共有し、美容整形手術の危険性について警告している。高溜さんに起こった鼻の美容整形手術の副作用は「拘縮」というものだ。
拘縮とは、鼻の整形後に最も多く起こりやすい副作用の一つで、鼻に入れるプロテーゼの周囲に炎症が生じ、組織が固まるにつれて皮膚が収縮して鼻が短くなり、形が変形するものだ。ひどい場合は周辺組織が壊死して黒ずむこともある。
専門家らは「皮膚が薄いか、軟骨構造が弱い場合、あるいは過去に鼻の手術を受けたことがある人ほど、鼻の拘縮が発生するリスクが高まる」「特に、傷跡が生じやすい体質を持つ人は組織の収縮が過度になる可能性があるため、注意が必要だ」と警告した。
ホ・ナウ記者