大統領権限代行の韓悳洙首相が辞任、「任期短縮・改憲」掲げてきょう出馬表明 韓国大統領選

弾みつく「反・李在明ビッグテント論」

 韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行(75)が1日、首相職を辞任した。先月4日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾が憲法裁判所で認められ、罷免されてから27日を経てのものだ。韓悳洙氏は2日に大統領選への出馬を宣言する予定だ。

 韓悳洙氏は1日、政府ソウル庁舎での国民向け談話で「私の前には二つの道がある。一つは私が担っている重責を全うする道、もう一つはその重責を担うのをやめ、より大きな責任を担う道だ」「私は、私たちが直面している危機を克服するために私ができること、私がしなければならないことをしようと思い、自らの職を辞することに決めた」と述べた。韓悳洙氏はこの日は大統領選出馬について言及しなかったが、事実上、大統領選に挑む考えだと受け止められている。韓悳洙氏は2日午前、国会疎通館で大統領選出馬の意向を表明する記者会見を行う予定だ。

 韓悳洙氏は1日の談話で、「これまで私が責任を果たすべき道は何なのかを悩んできた。私一人がうまくいくかどうかは重要ではないが、私たち全員の未来は確実でなければならない」「(国が)へたばってしまってはならない。前へ進み、繁栄し続けなければならない」と述べた。韓悳洙氏は自身のことを「至らない人間だ」と言いながらも、「国のために私が最善だと信じる道を今この瞬間も、そして今後も、どんな弁解もせずに最後まで進む」と言った。

 韓悳洙氏は改憲・統合を掲げ、国民の力、改革新党、新未来民主党の大統領選候補者らと一本化する「反・李在明(イ・ジェミョン=共に民主党の大統領選候補者)ビッグテント」の推進に乗り出す計画だということだ。韓悳洙氏は2日の記者会見後、ソウル・顕忠院(国立墓地)と光州市の国立5・18(光州民主化運動=光州事件)民主墓地を訪れるとのことだ。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者、金耿必(キム・ギョンピル)記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲首相職の辞任を発表した韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行。写真=NEWSIS

right

あわせて読みたい