【NEWSIS】飛行機の滑走路と列車の線路が交差する空港が話題になっている。
英紙ザ・サンは4月23日(現地時間)、「ニュージーランドの北島にあるギズボーン空港は世界で最も恐ろしい空港の一つだ」と報じた。なぜかというと、鉄道路線が飛行機のメイン滑走路を横切るからだ。
事実、この空港にはノース・ギズボーン鉄道の路線が飛行機の滑走路の真ん中を横切るように敷かれている。このため、飛行機が離着陸する際、滑走路を列車が同時に通過するという状況が発生する可能性がある。
このような事故を防止するため、航空交通管制官は飛行機の離着陸時間と列車運行時間を徹底的に調整している。そのおかげでこれまで大きな事故もなく、飛行機も電車も安全に運航・運行されている。
この鉄道を走る電車は「ギズボーン・シティ・ビンテージ鉄道」の蒸気機関車で、主に夏のクルーズ観光シーズンに年間15回ほど運行されている。
このようなユニークな風景のおかげで、ギズボーン空港は「世界で最も恐ろしい空港」「最もヒヤっとする空港」などとして、たびたび紹介されている。
そうした一方で、飛行機の滑走路と一般道路が交差する空港もある。
英領ジブラルタルにあるジブラルタル国際空港は飛行機の滑走路と一般道路・歩道が交差している。このため、歩行者が滑走路を歩いて横断することもある。
ジブラルタル国際空港では、飛行機が離着陸するたびに道路の信号機に赤信号がともる。しかし、信号を守らない車や歩行者がいて、事故が起きそうになったケースも数回あったとのことだ。
ホン・ジュソク記者